内科・消化器内科・胃大腸内視鏡検査 / 〒651-1121 神戸市北区星和台6-28-4 TEL:078-593-7515 FAX:078-593-0065
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院長:坂下正典/医学博士・日本内科学会認定内科医・日本消化器病学会専門医・日本消化器内視鏡学会専門医指導医
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内視鏡検査について
大きな病院まで行かなくても最先端レベルの内視鏡検査を「身近に」「安心して」「気軽に」受けていただきたい、というのが私の思いです。これまで「苦しい」「つらい」「時間が長い」といった患者様の内視鏡検査に対する不安が一掃できれば、と思っております。
1.内視鏡検査の体制
胃内視鏡、大腸内視鏡とも、鎮静剤を使わずに、苦痛なく検査をすることが可能ですが、御希望に応じて、鎮静剤を使用いたします。その際、検査後の休息を十分にとっていただいてからお帰りいただきます。
なお胃内視鏡は経鼻内視鏡、経口内視鏡の2種類を用意しており、いずれの内視鏡でも施行可能です。それぞれ異なる利点があり、検査目的、患者様の御希望に応じて、どちらの内視鏡を用いて検査を行うか決定いたします。内視鏡のシステムは消化器の先進的施設と同等で、胃内視鏡、大腸内視鏡ともに苦痛が少ないだけでなく、極めて精度の高い検査を行います。私が勤務医時代からモットーとしているのは「苦痛がなく、迅速かつ詳細な」内視鏡検査です。
2.早期癌の発見
食道癌、胃癌、大腸癌は、進行癌になってくるとなんらかの自他覚症状もあり、内視鏡検査で容易に病変を見つけることができます。しかし早期癌は自覚症状がほとんどなく、発見が難しいものも多く見られます。当院ではNBI*(Narrow Band Imaging)を導入することにより、通常観察では見つけにくい早期癌の発見に力を注ぎます。そして内視鏡治療の適応となる早期癌(食道、胃、大腸)に対しては確実な内視鏡切除を行います。
食道、胃病変の内視鏡手術は入院が必須です。大腸病変は日帰り切除が可能なものと入院を要するものと両方があります。切除に入院が必要な病変は、神戸赤十字病院に入院の上、内視鏡手術(内視鏡的粘膜切除術 EMR、内視鏡的粘膜下層剥離術 ESD)を私自身が行わせていただくことも可能です(非常勤医師として木曜日午後に神戸赤十字病院にて内視鏡検査、内視鏡手術を行います)。
* NBI: 粘膜表層の毛細血管やわずかな粘膜の凸凹、深部血管などを協調して映し出すことのできるスペクトル幅の狭い光(狭帯域光)を照射することによって、微細な病変が確認しやすくなります。


▲NBIで発見され、キャップによる吸引法(EMRC)で内視鏡切除された早期食道癌(自験例)

▲軽度の凹凸で発見され内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)で切除された早期胃癌(自験例)
3.大腸拡大内視鏡
大腸内視鏡検査は拡大機能を有する内視鏡を用いて検査を行っています。
消化管の中でも、大腸の病変は、その表面構造(ピットパターン)を観察することにより、 腫瘍か非腫瘍か、良性か悪性か、早期癌の深達度(根の深さ) といったことを、生検(組織を採取して、病理検査に出すこと)することなしに判断することができます。これにより当院では大腸のポリープなどの病変を見つけた場合に、余分な生検をせず、その場で内視鏡診断を下し、経過観察でよいか、もしくは切除が必要かを判断します。
大腸内視鏡を肛門から挿入し、回盲部まで到達して、観察しながら直腸まで戻って検査終了するのに、通常10〜20分程度です。挿入方法は、前述の工藤進英先生の提唱する軸保持短縮法(S状結腸を過伸展させない挿入法。被検者の苦痛は少ないが、高度な技術が要求される。)を基本としております。 大腸内視鏡の挿入、診断、内視鏡治療に関しては最高レベル の診療を行います。


▲拡大内視鏡観察で粘膜内病変と診断され内視鏡的粘膜切除(EMR)された80mm大の早期大腸癌(自験例)
4.当院における内視鏡検実績
1. 内視鏡検査件数
2007年(10月-12月 3ヶ月間):116件 (胃内視鏡 77   大腸内視鏡  39)
2008年(1月-12月 12ヶ月間):626件 (胃内視鏡 359  大腸内視鏡 267)
2009年(1月-12月 12ヶ月間):734件 (胃内視鏡 425  大腸内視鏡 309)
2010年(1月-8月  8ヶ月間): 614件 (胃内視鏡 354  大腸内視鏡 260)
計 2010件 (胃内視鏡 1215 大腸内視鏡 875)

2. 大腸病変に対する内視鏡切除(EMR, hot biopsy)実績
2007年(10月-12月 3ヶ月間):5病変  
2008年(1月-12月 12ヶ月間):123病変 (うち早期癌 11病変)
2009年(1月-12月 12ヶ月間):126病変 (うち早期癌 12病変)
2010年(1月-8月  8ヶ月間):131病変 (うち早期癌 14病変)
計 385病変 (うち早期癌 37病変)

大腸病変に関してはおおむね20mm程度までの大きさのものは 入院なしで当院で日帰り内視鏡手術を行っております。(最近は20mm以上の病変も条件がよければ当院で内視鏡切除を積極的に行っております。)
上記の385病変以外に、当院の内視鏡で病変を発見し、内視鏡切除に入院を要する大きな病変は16病変(うち9病変は早期癌)ありました。これらの病変はいずれも院長が神戸赤十字病院にて内視鏡手術を行いました。
2010年8月には30mm近い大きさの太い茎を有する病変を当院で日帰りで内視鏡切除を行いました。(術中術後出血なし。病理結果は粘膜内癌)
外科手術の適応病変(粘膜下層深部浸潤癌、進行癌)は総合病院外科に紹介しております。
なお2010年5月から毎月第3木曜日午後に、済生会兵庫県病院でも内視鏡検査をさせていただいております。
また当院の看護師1名が今年の内視鏡技師の試験に合格し、当院勤務の看護師のうち2名が内視鏡技師の資格を有することになります。

■大腸ポリープおよび早期大腸癌に対する内視鏡切除に伴う合併症
切除後出血 9病変(2.3%)
うち3病変(0.8%)は内視鏡的止血術を必要としました。
その内訳は
1. 切除翌日に出血し、当院にて内視鏡的止血術を施行。
2. 切除後4日目に出血し、時間帯が夜間であったため院長が神戸赤十字病院にて止血術を施行。
3. 切除翌日から少量出血が間欠的にみられ、スケジュールの関係で神戸日赤消化器内科に止血術を依頼。
この他内視鏡処置を必要としない、出血症例を6症例(1.6%)認めました(経過観察のみで止血)。
術後合併症に対しては必要に応じて神戸赤十字病院と連携をとり、24時間体制で対応いたします。
(2010.9.1)
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